高松市出身の声楽家中川香里、ピアニスト愛梨の姉妹と、声楽家大島嘉仁が3月1日、高松市の丸亀町レッツホールで「歌とピアノの調べ」と題したコンサートを開く。本格的なオペラのアリアや日本の歌曲、ピアノソロといった多彩な内容で、春のひとときを華やかに彩る。


左から中川香里、中川愛梨、大島嘉仁


 姉妹は高松一高出身。香里は国立音楽大大学院を修了し、二期会会員として東京を拠点にオペラ出演などで活躍。愛梨は桐朋学園大に進み、ロシア留学を経て国内外のコンクールで入賞を重ねている。福島県出身の大島は大学時代に香里と共演し、イタリア・ミラノに留学して経験を積んだ。

 コンサートは研さんの成果を披露しようと開催。約20曲の構成で、ビゼーの歌劇「カルメン」のアリア、武満徹の歌曲のほか、リストの歌劇「リゴレット」からピアノソロを取り上げる。

 愛梨は「各自のレパートリーから楽しめる曲を選んだ。お世話になった方々へ感謝の気持ちを届けたい」と意気込んでいる。

 14:00開演。入場料は1000円、高校生以下無料。問い合わせはイル・テアトリーノ、電話090-8280-1040。

(四国新聞・2020/02/27掲載)

「歌とピアノの調べ」コンサート


所在地 香川県高松市丸亀町1-1
開演時間 14:00開演
入場料 1000円、高校生以下無料
TEL 090-8280-1040


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