河津桜が各地で見頃
ゴールドタワーも春の陽気 宇多津
宇多津町浜二番丁の「さくらの広場」で河津桜が見頃を迎えている。訪れた親子連れらは、ピンク色に染まる景色を眺めながら一歩ずつ近づく春の気配を感じている。見頃は10日ごろまで。
見頃を迎えている河津桜＝宇多津町浜二番丁、さくらの広場
広場はゴールドタワーなどがある臨海部に位置し、防災用として町が整備。桜が町木であることなどから、住民有志でつくる「宇多津さくらの会」が植えた河津桜44本と八重桜6本が生育し、このうち河津桜が見頃となっている。
2月27日には家族連れやお年寄り、学生ら幅広い世代が集い、春色に彩られた花びらの前で写真を撮ったり、ベンチに座って談笑したりと、ぽかぽか陽気を満喫していた。
湊川沿いで見頃迎える 東かがわ
東かがわ市白鳥の湊川沿いで、河津桜が見頃を迎え、道沿いを染めるピンク色の花が春の訪れを告げている。見頃は8日ごろまで。
見頃を迎えて咲き誇る河津桜＝東かがわ市白鳥
河津桜は早咲きのサクラとして知られ、見頃を迎えているのは白鳥小学校近くの湊川東岸。東かがわライオンズクラブ（LC）が設立40周年記念事業の一環として2003年に植栽し、約300メートルにわたって約80本が植えられている。
晴天となった2月24日は市内外から大勢の人が訪れ、川沿いをゆっくりと歩いたり、桜の写真を撮影したりと思い思いに満喫。高松市から訪れた吉川まり子さん（71）は「初めて来た昨年がきれいだったので、今年も訪れた。ピンク色に染まっていて最高」と声を弾ませていた。
（四国新聞・2020/03/02掲載）