高松シンボルタワー内にある「かがわプラザ」(高松市サンポート)では、サンポート高松の歴史や観光情報に加え、うどんや祭りなどの特色を楽しく知れる。地元の新たな一面を探しに出掛けてみては。

 施設内は大きく分けて二つのゾーンからなる。入り口右手側に広がる「インフォメーションゾーン」では、連絡船で使用されていた時計や電話機、サンポート高松の完成予想模型など貴重な資料を展示。窓際にはミニカーやペン立てなど温かみを感じるヒノキの製品がずらりと並び、眺めているだけでも楽しい。商品は約90種あり、ネットで購入もできるそう。


昭和の香川を再現したレトロな街並み


 インフォメーションゾーンを満喫したら、お次は「かがわ発見ゾーン」へ。一歩足を踏み入れると、そこに広がるのはレトロな街並み。昭和30年代の香川を再現したという空間には、各所に「讃岐こんぴら駅」「うまげなホテル」「きまい堂」などとユニークな看板が掲げられ、島やうどん、作家など香川の自然や文化を学べる。


迫力満点の仁尾雨乞い竜


 中でも、県内各地の伝統的な祭りを紹介した「おとっちゃま館」では、三豊市仁尾町の祭りで使われている仁尾雨乞い竜のレプリカが出迎えてくれる。その大きさや表情は迫力満点だ。

 昭和の街並みを抜けると、職人が丹精込めて作り上げた伝統的工芸品の数々に目を奪われる。さらに奥へ進むと、世界遺産登録へ向けて活動が続く四国遍路のコーナーも。最初から最後までこだわりの詰まった見応えある空間に、一歩進むたびに足を止めてはじっくりと見入ってしまいそう。


セルフうどん店の注文方法やうどん店のサイドメニューなどユーモアあふれる展示


 展示を巡る際は、クイズへの参加を忘れずに。丼を台の上に置くという一風変わった出題方式が面白く、「小麦粉1キロでできるうどん玉の数は?」「きつねうどん、いなりずし、マンバのけんちゃん。共通の材料は?」などみんなでわいわい楽しめるバラエティー豊かな問題も魅力の一つだ。全問正解でもらえる認定証もぜひともゲットしたい。

 開館時間は午前10時~午後6時。水曜日は休館。問い合わせは、電話087-825-5125。

(四国新聞・2020/03/03掲載)


かがわプラザ

かがわプラザ


所在地 香川県高松市サンポート2−1
営業時間 10:00~18:00
定休日 水曜日(祝日の場合は翌日)、 年末年始(12/29~1/3)
TEL 087-825-5125


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