3画家の感性に触れて 塩江美術館・4月12日まで
県内と海外の画家3人の作品を取り上げたテーマ展「感性との出会い!」が、高松市塩江町の市塩江美術館で開催中。それぞれの感性から生み出された三者三様の作品を紹介している。4月12日まで。
市塩江美術館の収蔵品から丸亀市出身の故江戸健、高松市在住の四宮金一、マルク・シャガールの作品計18点を展示した。
市塩江美術館の絵画教室で講師を務めていた江戸の「春はあけぼの」は、赤を中心に多彩な色がバランス良く調和した抽象画。中央に日の出を思わせる濃い赤色が施され、独自の感性で詩情あふれる世界を描き出している。
四宮の「変形してゆく部屋(宙に浮く人)」は、立体感のあるゆがんだ部屋の中で浮かぶ人を描き、人間が抱く不安や焦燥感を表現。幻想的な作風で知られるシャガールの作品は、フランスの観光PRのために制作したポスター「ロミオとジュリエット」などを紹介している。
三宅靖之学芸員は「作家ごとに異なるものの見方や感じ方を読み解いてほしい」と話している。
観覧料は一般300円ほか。問い合わせは市塩江美術館、電話087-893-1800。
(四国新聞・2020/03/19掲載)
テーマ展「感性との出会い!」
所在地 | 香川県高松市塩江町安原上602 |
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開館時間 | 9:00~17:00(入室は閉館時間の30分前まで) |
休館日 | 月曜日(祝休日の場合は翌日) |
TEL | 087-893-1800 |