東京五輪・パラリンピックは延期になったけど、妖怪たちはにぎやかに運動会―。土庄町の観光施設「妖怪美術館3号館」で26日、企画展「大妖怪運動会」が始まった。怪しくもユニークな妖怪の造形物が「運動会」をテーマに展示され、来場者を楽しませている。


意匠を凝らした妖怪の造形物が並ぶ「大妖怪運動会」展=土庄町、妖怪美術館3号館


 妖怪美術館を運営する「MeiPAM(メイパム)」は、個性あふれる妖怪造形作品の出来栄えを競う「妖怪造形大賞」を2013年から開催。今回の企画展は、これまで妖怪造形大賞に応募のあった作品828点のうち、32点を選出して展示した。

 作品は、それぞれの意匠によって「司会」「医療班」などと役が与えられている。「ふりかえるあの選手・名場面」「のぞいてみよう あんな競技やこんな競技」などのコーナーもあり、ストーリー仕立てで作品を紹介している。

 「応援しよう! 注目の決勝戦」のコーナーでは、火を付ける妖怪と火消しが得意な妖怪を争わせるなど、五つの対決を設定。来場者が「ゾワゾワした」方に投票する仕掛けもある。

 企画展は来年1月31日まで開催予定。水曜日休館。鑑賞するには妖怪美術館の共通入場券(大人2900円、中高生1450円)が必要。問い合わせはメイパム、電話0879-62-0221。

(四国新聞・2020/03/27掲載)

大妖怪運動会


所在地 モノノケ堂(妖怪美術館3号館)
期間 2020/3/26~2021/01/31
定休日 水曜日
TEL 0879-62-0221


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