四国水族館1日開館　四国在住者限定で先行　一部公開休止も、フルオープン13日

　四国水族館（宇多津町）は27日、4月1日に四国4県の在住者限定で先行オープンすると発表した。混雑を避けるため、イルカのトレーニングを見ることができるプログラムやペンギンなどへの餌やりタイム、一部水槽の公開を休止し、入場を制限する可能性があるとしている。グランドオープンは13日に行う。

　四国水族館は当初、20日にオープンを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の要請を踏まえて延期していた。

　先行オープンに当たっては、来場者の感染予防策として、入り口でサーモグラフィーによる体温測定や手指の消毒を求め、館内では隣の人と1～2メートルの間隔を空けての観賞などの協力を要請する。国内の感染状況によってはグランドオープン日を変更する場合があるという。

　四国水族館は展示水量2233立方メートルと四国最大級で、太平洋や瀬戸内のほか、深海や淡水など六つのゾーンと海豚（いるか）プールで構成。「綿津見（わたつみ）の景」など「〇〇の景」と名付けた69の水槽と、浦島太郎伝説の特別コーナー1カ所を合わせ、70の水景に約400種1万4千点を展示する。

　四国水族館は「オープンを心待ちにしてくれている人を迎えることができ、うれしい」とした上で「こういう状況のため、一部制限などへのご理解、ご協力をお願いします」としている。

（四国新聞・2020/03/28掲載）

四国水族館

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