高松市の市牟礼庵治商工会は、特産の庵治石を使ったオリジナルピンバッジの一般販売を開始した。市を代表する「盆栽」「せとしるべ」「屋島」の3種類の図柄があり、専門の文字彫り職人が一つ一つ丁寧に描いている。


高松市牟礼庵治商工会が一般販売を開始した庵治石を使ったオリジナルピンバッジ


 新商品は市牟礼庵治商工会が2009年度から牟礼、庵治両町地域の地場産業振興を目指して取り組む「AJI PROJECT」の一環として企画。18年度から市職員、市議会議員に限定して販売してきたが、好評なことから一般向けにも販売することにした。

 プロジェクトでは、地域資源の庵治石とその高度な加工技術を組み合わせたさまざまな商品を開発。今回のピンバッジは庵治石の端材を使い、表面が鏡のように美しく石目が鮮やかに浮かび上がるまで磨いた後、「精密サンドブラスト」と呼ばれる技術を使い、図柄を手作業で彫り込んだ。

 価格は1点8千円(税込み、送料込み、直接受け取る場合は税込み7500円)。事前に「二宮石材」のホームページ〈http://ninomiyasekizai.com/〉にある申込書に必要事項を記入し、二宮石材までメール、ファクスなどで申し込む。手作りのため、発送まで2週間程度かかる。問い合わせは市牟礼庵治商工会、電話087-845-2835。

(四国新聞・2020/05/09掲載)


二宮石材


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