新型コロナウイルスの影響を受け、売り上げが減少している全国各地の和菓子店が相互に商品を販売する企画「旅する和菓子」に、丸亀市米屋町の「宝月堂」が参加した。広島、大阪、三重の3店と連携し、それぞれの菓子の詰め合わせを販売している。

 旅する和菓子は、広島県呉市の「蜜屋本舗」常務の明神宜之さんが企画。新型コロナで旅行が難しい中、ご当地の和菓子を味わって旅気分を楽しんでもらうとともに、行事の中止や外出自粛による菓子店の減収のカバーにつなげる。

 4月にスタートし、参加する和菓子店の組み合わせを変えながら販売。宝月堂取締役の桑田桃子さんが明神さんと知り合いで、第4回の販売に参加した。

 宝月堂の「花笑糖(かしょうとう) 瀬戸内レモン」は、和三盆糖にレモンを加えた爽やかな干菓子。▽蜂蜜を生地とあんに加えたまんじゅう(蜜屋本舗)▽羽曳野イチジクなど3種のあんのハート形もなか(大阪府羽曳野市・和菓子工房あん庵)▽米油を使った和風のサブレ(三重県桑名市・ゆめの菓あきぞう)―とのセットを数量限定で取り扱う。


「旅する和菓子」で販売する4府県の和菓子=丸亀市米屋町、宝月堂


 桑田さんは「新型コロナが収束したら、それぞれのお店や、お店のある土地を実際に訪れてほしい」と話している。価格は2208円(税別)。問い合わせは宝月堂、電話0877-23-0300。

(四国新聞・2020/06/12掲載)


「旅する和菓子」


宝月堂


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