讃岐うどんを作って文化も学べる香川県三豊市豊中町の体験型宿泊施設「UDON HOUSE(うどんハウス)」を運営する瀬戸内ワークスは毎月、打ちたての讃岐うどんを自宅などに直送するサービス「うどんのおうち」を始めた。併せて、父母ケ浜(香川県三豊市仁尾町)などを訪れた観光客をターゲットに、土産物として買ってもらえるよう店頭販売も行う。


打ちたての讃岐うどんをオリジナルボックスに詰め合わせた「うどんのおうち」

打ちたての讃岐うどんをオリジナルボックスに詰め合わせた「うどんのおうち」


 UDON HOUSEは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4~6月に宿泊の受け入れを休止したのに伴い、讃岐うどん文化を発信する新たな挑戦として考案した。

 うどんのおうちは、8月のぶっかけを皮切りに、しょうゆ、しっぽく、釜あげなど、来年7月まで月替わりでメニューを設定。麺は一般的に打った直後が最もおいしいとされるが、届くときに一番おいしい状態になるように、また家庭でゆでることを前提として専用の商品を開発した。

 5玉分をこだわりのだし、おいしいゆで方のレシピと共に届ける。5玉のうち1玉を色付きの「チャレンジうどん」にし、色を地元の景勝地などと絡めてPRする。8月分はワカメのパウダーを練り込んだ緑色の麺で、志々島(香川県三豊市詫間町)の大クスをイメージさせるとして「大楠」と名付けた。製麺、発送は週2回、1日30人限定。

 UDON HOUSEの建物を模した紙製のオリジナルボックスには、うどんにまつわる豆知識を盛り込んだすごろくや一口メモをプリントし、食べる以外に学びや楽しみも提供する。

 クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で今月30日まで取り扱う。定価は6カ月コースで3万円(税込み、送料込み)。商品の詳しい内容や価格はホームページに掲載している。

 店頭販売は、父母ケ浜の飲食店などで500円(税別)で販売するオリジナルボックスをUDON HOUSEに持参すると、中身を詰めて2000円(税別)で渡す仕組み。ボックスを持たない場合は2500円(税別)。ただし、日によって玉切れになる場合もあるという。

(四国新聞・2020/07/26掲載)


UDON HOUSE

UDON HOUSE


所在地 香川県三豊市豊中町岡本1651-3
TEL 0875-89-1362


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