香川県は27日、四国4県の県民を対象に8月から香川県内での宿泊旅行料金を割り引く制度の詳細を発表した。国の観光支援事業「Go To トラベル」を適用して割り引かれた旅行料金から、さらに1人1泊当たり最大7千円を割り引く。期間は来年1月末までだが、割引総額が予算額に達した時点で終了する。現時点の対象施設は約130カ所で、同日から予約受け付けを始めた。施設の追加や変更は特設ホームページ上に順次掲載する。



 割引制度は、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済を活性化するために県が独自に実施。今月末までは県民のみに適用し、8月の宿泊分からは対象者を全国に拡大する予定だったが、感染者が再び増え始めたため、当面は四国4県の県民に絞ることにした。

 8月以降の割引制度の名称は「うどん県泊まってかがわ割」。割引額は4段階に設定し、「Go To トラベル」で割り引いた後の旅行料金が、1人当たり3千円以上6千円未満の場合は1500円、1万円未満は3千円、1万4千円未満は5千円、1万4千円以上なら7千円をそれぞれ割り引く。

 利用者は対象の宿泊施設を直接予約するか、旅行会社を通して旅行商品を申し込む。宿泊時には、現住所を確認できる身分証などを提示する。

 対象となる施設は「Go To トラベル」に登録した上で、県の割引制度を希望した施設。感染拡大を防ぐため、県は施設に対し、各業界が定めた感染予防ガイドラインを順守し、対策に取り組んでいることをポスターなどで表示するよう呼び掛ける。

 割引制度の問い合わせは電話087-823-5011(平日10:00~17:00)。特設ホームページは〈https://www.kagawa-wari.com/〉。

(四国新聞・2020/07/28掲載)


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