不動の滝（三豊市豊中町）涼感醸す　とどろく水の音　高さ５０メートルの絶壁から　ライトアップも整備

　梅雨を前に、気温の高い日が続く香川県内。少しでも涼しい気分になりたい…。そんなときは、大絶壁を流れる不動の滝（三豊市豊中町）に足を運んでみよう。緑豊かな自然の中でとどろくような水の音に癒やされ、ゆったりとした時間を過ごしてみては。

　不動の滝カントリーパーク内にある豊中コミュニティセンターの駐車場に入ると、早速ごうごうと流れる水の音が聞こえてくる。

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　不動の滝のある七宝山には、弘法大師が七つの宝を埋めたという伝説がある。その山頂の水を集めて流れ落ちる不動の滝には、弘法大師作と伝わる不動の像が刻まれている。

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　コミュニティセンターの前で車を降りれば、すぐそこに高さ５０メートルの絶壁が見える。滝の目の前には橋が架けられ、水の流れを間近に感じながら撮影することも可能。この日は水量が比較的多かったのか、ごつごつとした岩にぶつかりながら、水が落ちていく様子が壮観だった。

　不動明王像も滝つぼで水を浴びて涼しそう。顔に水しぶきを浴び、ひんやりとした空気とマイナスイオンを味わった。滝には今春、ライトアップができる装置も整備された。今後も人出が多く見込まれる時季などにライトアップをする予定だという。

　滝の全体が見える辺りには「縁結びの滝」という文言とともに、白無垢（むく）姿の花嫁とはかま姿の花婿の顔出しパネルも。ちょうど滝をバックに撮影できる場所に設置されている。ご利益があるそうなので、カップルで撮影してみては。

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　カントリーパーク内にはパットゴルフ場や芝生広場、遊具も整備され、週末には家族連れからお年寄りまでたくさんの人でにぎわう。

　園内のところどころに橋が架けられ、水と新緑を眺めながら歩く時間が心地いい。池にはニシキゴイもいて、コミュニティセンターに声を掛けると、無料でエサやりもできるそうだ。

(四国新聞・2019/06/18掲載)

不動の滝

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不動の滝カントリーパーク

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