ペンキ画作家で日本ペイントスペシャルアンバサダーのSHOGENさん(34)=京都府=が、香川県高松市瀬戸内町の高松市中央卸売市場で壁画アートの制作に取り組んでいる。市場の活性化を進める高松市の活動に賛同、新型コロナウイルスの影響を受けながらも奮闘する市場の活力を、ヒマワリをテーマにした明るい壁画で表現している。


ヒマワリをテーマにした壁画の制作に取り組むSHOGENさん=香川県高松市瀬戸内町、高松市中央卸売市場

ヒマワリをテーマにした壁画の制作に取り組むSHOGENさん=香川県高松市瀬戸内町、高松市中央卸売市場


 高松市は、市場のにぎわい創出の一環として、飲食店などが入る関連商品売場棟への新店舗誘致などを進めている。関連商品売場棟内にあった元倉庫をフリースペースとして再生する計画で、フリースペースの壁画をSHOGENさんに依頼した。

 アフリカでペンキ画を学んだSHOGENさんは、動物などをモチーフにした作風で、各地で地域活性化を目的とした制作活動にも取り組んでいる。

 今回は、1、2階合わせて約200平方メートルのフリースペースで壁画を制作。壁だけでなく天井や床面もキャンバスとして、大きなヒマワリが咲き誇る様子を8色の内装用塗料で大胆に描き上げている。

 制作活動は17日からスタート。19日には1階の制作を終え、2階での活動に移った。21日までにすべての作業を終える。SHOGENさんは「コロナで自粛が続く中でも、市場関係者が明るく、同じ方向を向いて頑張る様子をヒマワリで表現した」と話していた。

 フリースペースは9月中にも利用できるようになる。

(四国新聞・2020/08/20掲載)



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