香川県出身の東京芸術大生4人による日本画を並べた「よにん展」が5日から、小豆島町二面のOSETTAIギャラリー田中で開かれる。独創的な作品の数々が来場者の注目を集めそうだ。会期は来年3月27日までで、10、11月を除き原則土曜日のみの開館。入場無料。


5日から開かれる「よにん展」。県出身の東京芸術大生4人による独創的な日本画が並ぶ=小豆島町二面、OSETTAIギャラリー田中


 1日に開幕した「かがわ文化芸術祭2020」の参加行事の一つ。東京芸術大4年の松浦沙弥さん(23)=高松市出身=、東京芸術大大学院2年の恵羅由記さん(26)=高松市出身=、東京芸術大2年の福井智恵美さん(21)=高松市出身=と福田球斗さん(21)=観音寺市出身=が計10点を出品した。

 ギャラリーは古民家を活用しており、和の空間に日本画が溶け込む。松浦さんの「じゃあくなパンダ」はダークなパンダをイメージしてユーモラスに描き、恵羅さんの3点は淡い色調と建物などの影が印象的。福井さんと福田さんの作品も独自の感性が光る。松浦さんは「4人の作風はそれぞれ違っており、絵そのものを楽しむとともに岩絵の具などの素材から日本画の特性なども感じ取ってほしい」と話している。

 展覧会の問い合わせはOSETTAIギャラリー、田中美代さん電話、080-8742-3039。

(四国新聞・2020/09/04掲載)


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