丸亀城彩る幻想的な光 「キャッスルロード」12日開幕
丸亀城内を幻想的な光で彩る「丸亀城キャッスルロード2020」(丸亀市観光協会主催)が12日に開幕する。共に国重要文化財の大手門から天守まで続く園路や石垣などをイルミネーションや竹明かりなどでライトアップし、幽玄な雰囲気に包まれた夜の丸亀城の魅力を堪能してもらう。期間は11月23日まで。
キャッスルロードは夜型観光の充実を図ろうと、2017年から行っている。今年は市内の切り絵作家、田端五郎さんが制作した白鳥や天守などの作品がお目見え。大手一の門とすぐ横の枡形石垣に白鳥や天守の切り絵を投影する。
見返り坂は両脇の樹木を青と緑の明かりで照らし、今年は路面も紫や緑などのライトアップを追加する。このほか、カラフルな丸い菓子「おいり」をイメージした明かりなどを園路沿いの石垣に映し、二の丸には竹明かりや特産のうちわ形の照明などを設置。石垣や天守が闇夜に浮かび上がるライトアップもあり、来園者を楽しませる。
点灯時間は午後5時から同9時まで。期間中はジャズやお笑いのライブなどのイベントを開き、土日祝日は天守の夜間開館も行う。同協会は「普段味わうことができない丸亀城の雰囲気を堪能してほしい」としている。
新型コロナウイルス対策で、城内ではマスク着用や手洗い、来場者間の距離を保つことなどを看板などで呼び掛ける。
12日は大手門広場で午後5時からイベント「丸亀城ナイトフェスタ」があり、同6時半からイルミネーションの点灯式を行う。問い合わせは丸亀市観光協会、電話0877-22-0331。
期間中の主なイベントは次の通り。
丸亀城ナイトフェスタ=12日17:00~20:00・大手門広場▽大木亀丸さん天守ライブ=19日19:00・天守(先着15人)▽ジャズカルテットTANTライブ=11月1日18:00・大手一の門の2階櫓(やぐら)内(先着50人)▽天守の夜間特別開館=土日祝日の16:30~21:00(入館料大人200円、小中学生100円)
(四国新聞・2020/09/08掲載)