東かがわ市松原の白鳥神社に、一風変わったおみくじが10日から登場する。その名も「開運出世ハマチみくじ」。市にゆかりがあり、出世魚として縁起が良いとされるハマチをおみくじに起用したもので、“ハマチ釣り”を楽しみながら運勢を占うことができる。


「開運出世ハマチみくじ」は竹ざおを使って釣り上げる=東かがわ市松原、白鳥神社


 白鳥神社によると、全国ではさまざまな趣向を凝らしたおみくじが次々と登場している。同神社でも4年前、おみくじを引く際に楽しんでもらえればと、他の神社でも行われている縁起物の「タイ」のマスコットを釣りざおで釣るおみくじを始め、今年の正月まで実施し、好評を得た。

 新たに登場するハマチのおみくじは、猪熊兼高禰宜(ねぎ)が「白鳥神社として特徴を出したい」とタイに続く第2弾として企画。神社のある同市はハマチ養殖発祥の地であり、ハマチは成長とともに名前が変わる出世魚で縁起物として知られることから起用した。

 おみくじは初穂料を払った後、海をイメージした箱に入っている紙などで作った無数の張り子のハマチ(長さ約8センチ)から、気になる1匹を小さな竹ざおを使って釣り上げてもらう。釣り上げたハマチのおなかには、おみくじが入っている。同神社によると、おみくじは願い事がかなうかや商売運、恋愛運などについて内容が異なるものを50種類用意。全体的な運勢は「大吉」から「末吉」まで5種類という。

 猪熊禰宜は「ハマチみくじは期限を決めずに続けていくつもり。おみくじをした後、市内を巡り、本物のハマチを味わってもらえたら」と話している。

 初穂料は1匹300円。10日から白鳥神社社務所で8:30から17:00まで受け付ける。また、同日からハマチの御朱印(初穂料500円、12月末まで)も用意する。問い合わせは白鳥神社、電話0879-25-3922。

(四国新聞・2020/09/08掲載)

白鳥神社


所在地 香川県東かがわ市松原69
TEL 0879-25-3922


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