香川県農協や全農徳島県本部などは8日、讃岐うどんの薬味に欠かせない「さぬきの青ねぎ」と「阿波のすだち」の消費拡大や知名度アップを図るキャンペーンを行った。県内のうどん店に青ネギとスダチを届け、PRへの協力を呼び掛けた。



 キャンペーンは2010年から毎年実施している。11回目となる今年は、うどん用の県産小麦を使っている「さぬきの夢こだわり店」の8店舗に青ネギ2キロ、スダチ5キロを寄贈。各店舗で青ネギとスダチを使った限定メニューを販売し、食材の魅力を広めてもらう。

 県農協などによると、青ネギは県産野菜のうち産出額4位の主要品目で、19年度の生産量は約2400トン。徳島県の特産物であるスダチは、全国シェア98%を占めるという。

 この日、高松市松縄町のさぬき麺業の店舗で開かれた贈呈式には、「うどん県PR団」に任命されているヤドンが登場し、愛らしい姿で青ネギとスダチをアピールした。徳島の「すだち大使」から青ネギとスダチを受け取ったさぬき麺業株式会社の香川政明社長は「青ネギとスダチをのせた爽やかなうどんを堪能してほしい」と話した。

(四国新聞・2020/09/09掲載)


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