商店街に笑いの拠点　「かじ笑店」高松にオープン　香川住みます芸人・梶剛さん企画

　吉本興業の香川県住みます芸人として活動する梶剛さん（39）＝三豊市出身＝が準備を進めていた、笑いの情報発信拠点「かじ笑店（しょうてん）」が11日、香川県高松市の高松常磐町商店街にオープンした。大阪から若手芸人を招いて無料のライブを行うことにしており、この日、早速初のライブを開催。お笑いコンビ「NON　STYLE（ノンスタイル）」の石田明さん（40）もお祝いに駆け付けるなど、商店街は終日にぎわった。

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　かじ笑店は、住みます芸人としての活動の一環で、香川県民がじかに笑いに触れられる場所を提供して香川を盛り上げようと梶さんが企画。高松常磐町商店街の中間で北側に位置する空きビルの1、2階を高松常磐町商店街振興組合から借り受け、6月から協力者と共に改修を進めていた。1階はライブ会場で座席数は30席。2階はワークショップや展示スペースとして活用する。入場料は無料で、吉本興業に所属する若手芸人を招いたライブを毎週金曜日に行う。

　オープンは新型コロナウイルスの影響で当初予定から約1カ月遅れた。

　初回のライブは、新型コロナ対策のため座席数を半分の15席にして開催。午後6時30分の開始前からお笑いファンらが詰め掛けた。約30分間の公演では、丸亀市の2代目専属住みます芸人を務めたコンビ「丸亀じゃんご」が軽快な漫才を披露するなどした。

　坂出市の会社員松崎由美子さん（51）は「オープンを待ちわびていたのでうれしい。ライブもとても面白かった」と話した。

　ライブに先立って開かれた記者会見には、ノンスタイルの石田さんや同商店街振興組合の関係者ら15人が参加。梶さんは「お笑いに触れたことがない人が気軽に立ち寄れる場所にしたい」と意気込み、石田さんは「僕も呼んでもらって、一緒に香川を盛り上げたい」と笑顔で話した。

（四国新聞・2020/09/12掲載）

かじ笑店

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