高松市など県内各地で撮影が行われた映画「喜劇 愛妻物語」の全国公開に合わせ、香川フィルムコミッションはロケ地マップを作製した。高松市中央商店街や土庄港といった撮影場所だけでなく、周辺の観光地の情報も掲載。全国の劇場に配布されており、担当者は「映画は香川の日常風景が随所に見られる。ロケ地マップを手に多くの人に足を運んでもらいたい」とPRしている。県内ではイオンシネマ高松東で25日から公開予定。


映画「喜劇 愛妻物語」のロケ地マップ

映画「喜劇 愛妻物語」のロケ地マップ


 愛妻物語は、映画「百円の恋」の脚本を手掛けた足立紳監督の作品で、自身の夫婦生活を自伝的につづった小説が原作。香川を旅する倦怠(けんたい)期の夫婦の珍道中を描いており、夫で売れない脚本家・豪太役を浜田岳さんが、妻・チカ役を水川あさみさんが演じている。

 撮影は高松市のほか、さぬき市、三豊市、土庄町などで昨年6、7月に行われ、県民もエキストラとして参加した。

 マップは「チカと豪太の夫婦旅」と題し、県内16カ所のロケ地を地図と写真で紹介している。ロケの大半を占める高松市は、屋島山頂や市中央商店街といった撮影場所のほか、新屋島水族館など周辺の観光地や飲食店も取り上げた。足立監督夫婦のインタビューも掲載している。

 A3判四つ折り、3万2千部を発行。同映画が公開される全国の劇場に配布したほか、映画の公式ホームページからも閲覧できる。

(四国新聞・2020/09/13掲載)


映画「喜劇 愛妻物語」公式サイト


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