ハギの花、盛り 30種2500株 萩原寺にぎわう 観音寺
ハギの名所として知られる香川県観音寺市大野原町の萩原寺(秋山行徳住職)で、境内のあちらこちらを彩る薄紫や白色のハギの花が盛りを迎え、見物客が次々と訪れている。
「萩寺」と呼ばれる萩原寺では約30種類2500株のハギが育てられている。毎年、9月に萩原寺を中心に「萩まつり」が開かれ、野だて茶会や琴の演奏があるが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になった。
このため人出は例年より少ないものの、月末ごろまでが見頃とあって、26日はカメラを手にした夫婦連れや高齢者らでにぎわった。名物の「萩だんご」の販売も行われた。
毎年訪れているという観音寺市池之尻町の女性(87)は「ここのハギは長い年月をかけて大きくなっていて、きれいな花を咲かせる」と話し、ゆっくりと散策を楽しんでいた。
境内を出た駐車場の脇には、ハギとヒガンバナの群生を一緒に見られるスポットもある。
(四国新聞・2020/09/27掲載)
萩原寺
所在地 | 香川県観音寺市大野原町萩原2742 |
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TEL | 0875-54-2066 |