高橋由一の作品集完成 金刀比羅宮 所蔵27点を掲載
香川県琴平町の金刀比羅宮(琴陵容世宮司)は、同宮・高橋由一館に所蔵している由一作品を紹介する作品集を制作し、販売を始めた。27点の作品を掲載し、より手軽に日本で最初の油彩画家・由一の作品を楽しめる内容に仕上がっている。
由一は写実を追求した洋画壇の先駆者として知られ、代表作は教科書でもなじみの深い「鮭」や「花魁(おいらん)」など。同館は国内最多の所蔵数を誇る。県内外から鑑賞に訪れるファンからの「作品集がほしい」という声を受けて制作し、4月20日から販売を始めた。
作品集の表紙には、同宮が鎮座する琴平山の風景を描いた「琴平山遠望」を採用。同宮と由一の関係を詳述しているほか、27点の作品は実物に近い色合いで掲載し、各作品の解説も添えた。縦、横約40センチの大きさで、由一の年譜も含めて全47ページ。
高橋由一館でのみ販売。1500円。同館の開館時間は午前8時半~午後5時(最終入場は同4時半)。入場料は大人800円、中学生以下無料など。問い合わせは〈0877(75)2121〉。
(四国新聞・2019/05/01掲載)
金刀比羅宮
所在地 | 香川県仲多度郡琴平町892-1 |
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開館時間 | 8:30~17:00(入場は16:30まで) |
休館日 | 無休 |
TEL | 0877-75-2121 |