写真集や雑貨、手に取って 高松 アートブックフェア開幕
国内のアーティストや書店、出版社がアートに関連する書籍などを販売する「SETOUCHI ART BOOK FAIR 2020」(瀬戸内国際芸術祭実行委主催)が3日、香川県高松市玉藻町の玉藻公園披雲閣で始まった。訪れた人たちは、ずらりと並んだ本やグッズを興味津々の様子で手に取り、じっくりと眺めながらお目当ての品を買い求めていた。4日まで。
フェアは、2022年に予定されている第5回瀬戸内国際芸術祭に向けて開催機運を盛り上げようと、昨年に続いて2度目の実施となった。県内外の出版社や写真家、イラストレーターら9組が出展している。
会場では、一般の書店では取り扱いの少ない写真集などに加え、帽子やバッジといった雑貨も販売。高松市内で写真学校の講師を務める写真家・石川直樹さんらもブースを構えているほか、個人の趣味で作成する「ZINE(ジン)」と呼ばれる冊子を国内外から募集し、審査員の評価を基に順位を決定する「ZINE AWARD」も行われている。
高松市内から家族3人で訪れた新井純子さん(41)は「古い建物の中で新しい芸術を見るのが、新鮮ですてきだった」と笑顔を見せた。
このほか、アーティストらによるトークイベントなどもあった。
(四国新聞・2020/10/04掲載)
SETOUCHI ART BOOK FAIR 2020
場所 | 玉藻公園 披雲閣 香川県高松市玉藻町2-1 |
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日時 | 2020/10/03~2020/10/04 10:00~17:00 |
入場料 | 300円(玉藻公園入園料200円が別途必要) |