三豊市仁尾町の企業が、地元の観光名所となった父母ケ浜の土産物として「父母ケ浜バウムクーヘン」を発売した。父母ケ浜の塩を使用した甘じょっぱい塩キャラメル味で、しっとりとした歯応えに仕上げている。


父母ケ浜の土産物として仁尾興産が発売した「父母ケ浜バウムクーヘン」


 商品化したのは、豆腐の凝固剤として使われるにがりの製造で国内トップシェアを誇る仁尾興産。同社が父母ケ浜の海水から作った塩や、三豊で取れた新鮮な卵などを材料に委託業者が製造している。

 価格は6個入り1296円。商品の化粧箱の色は「父母ケ浜ブルー」とでも言えそうな、父母ケ浜のイメージにぴったりの明るい水色。個包装のパッケージは、観光ポスターなどにも用いられている父母ケ浜の代表的な写真をあしらった3種類を用意した。

 同社敷地内にある直営カフェの「Cafe にがり衞門(えもん)」をはじめ、父母ケ浜に面したレストラン「Setouchi Kitchen父母ケ浜店」、栗林公園内のかがわ物産館「栗林庵」、道の駅たからだの里さいた、津田の松原サービスエリアなどで取り扱っている。

 パッケージにも中身にも思いを込めて作ったといい、同社は「父母ケ浜に『行ってきました』と大切な人に伝える手土産にぜひ」とPRしている。

(四国新聞・2020/10/11掲載)



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