今年の主役はイチゴ―。JR四国は28日、土讃線を走る観光列車「四国まんなか千年ものがたり」で特製スイーツが味わえるツアーの申し込み受け付けを開始した。来年2月に行う予定で、車窓の景色とともに、県産イチゴをメインにしたスイーツが10種類楽しめる。


来年2月に行うツアーで提供予定の特製スイーツ


 スイーツが味わえるツアーは、千年ものがたりの乗車率が低下する冬場の集客策として2019年から実施。今回は「いちごにおぼれる」をテーマに、2月11~23日(16、17日を除く)に過去最多の11日間運行する。

 スイーツは、東京・銀座の老舗「資生堂パーラー」が監修し、千年ものがたりで料理を提供している「カフェ&レストラン神椿」(琴平町)が調理を担当。香川のブランドイチゴ「さぬきひめ」を使ったティラミス、シュークリーム、マカロン、パフェなどを用意する。

 新型コロナウイルスの感染防止対策として、これまではスイーツを皿に盛り付けて数回に分けて座席に運んでいたが、今回は重箱に入れて一度に配膳する。ミカンの小原紅早生(おばらべにわせ)や高瀬茶を使った焼き菓子が付くほか、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」で料理を提供する日本料理「味匠藤本」(徳島県)の和軽食も味わえる。

 多度津―大歩危間で1日2便運行し、定員は各便46人。料金は1万6千円。問い合わせ、申し込みはJR四国旅の予約センター、電話087-825-1662。

(四国新聞・2020/10/29掲載)


四国まんなか千年ものがたり~スイーツ紀行~


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