身体表現と造形美融合 塩江美術館で舞台公演 14、15日
高松市を拠点に活動するコンテンポラリーダンスユニット「Eclogion(エクロジオン)」と、高松市の造形作家・長野由美が共同制作した舞台公演「pb」が14、15の両日、市塩江美術館(同市塩江町)で開かれる。しなやかな身体表現と美術作品が融合した独自の世界観を演出する。
Eclogionは、芸術士などとして活動している三木優希(愛媛県出身)と、ダンサーとして瀬戸内国際芸術祭の出演経験がある渋谷陽菜(新潟県出身)が2019年に結成し、香川県内を中心に公演を行っている。長野は卵をモチーフにした造形作品を手掛けており、「ふ化」を意味するEclogionのコンセプトに共通点があることから共同での舞台制作が実現した。
公演は長野の造形作品がつくり出すアート空間を生かし、コンテンポラリーダンスを軸にバロックダンスの要素も取り入れた舞台を展開。音楽はバロック時代に使用されていた楽器を使って音楽家が生演奏する。三木は「2日間の演出の違いやタイトルの意味を考えて楽しんでほしい」と話している。上演時間は約60分。
かがわ文化芸術祭2020の参加公演。会場は企画展示室。開演時間は14日が16:00、15日が14:00。観覧料は一般2300円(前売り2千円)ほか。問い合わせはEclogion、電話080-4031-8476。
(四国新聞・2020/11/12掲載)