皇踏山歩き魅力知って 土庄町地域おこし隊員、リーフレット作製 コースや島霊場紹介
香川県小豆郡土庄町は、町のシンボル的存在の皇踏山(おうとざん)(標高394メートル)のハイキングコースなどを紹介するリーフレット「OH!登山 皇踏山」を作製した。古くから親しまれてきた里山の魅力を地元の人たちに再認識してもらうとともに、島外にも広く発信して観光振興につなげる。
皇踏山は土庄港の北東部に位置。3世紀ごろに小豆島を訪れた応神天皇が登ったとされ、この名前が付けられたという。
リーフレットは、町地域おこし協力隊員の立屋一美さん(44)が企画。アウトドアをテーマに観光振興に取り組んでおり、今回は個人的にもよく登っている皇踏山の楽しみ方を伝えることにした。
ハイキングのルートは主に三つあり、本覚寺からの初級コース、渕崎からの初・中級コース、小馬越からの中級コースを、所要時間の目安を添えてイラストマップで紹介。周辺の島霊場を案内しているほか、バスの時刻表サイトのQRコードも記載している。
立屋さんは「小豆島には寒霞渓以外にも眺望が楽しめる山があるということを知ってもらえれば」と話している。
リーフレットはA3判を携行しやすいよう折り畳んだA6判で、2千部作製。町商工観光課や島内の主要観光施設などに置いてあるほか、町ホームページからもダウンロードできる。
(四国新聞・2020/11/24掲載)