アニメ音楽壮大に　「エヴァ」や「鬼滅」、ジブリも　17日・高松　瀬戸フィル定期演奏会

　瀬戸フィルハーモニー交響楽団の第34回定期演奏会が17日、香川県高松市のサンポートホール高松大ホールで開かれる。今回は日本を代表するメディア芸術をテーマに「新世紀エヴァンゲリオン」や「鬼滅の刃（きめつのやいば）」といったアニメ・ゲーム音楽を紹介。「エヴァ」の声優で歌手の緒方恵美らをゲストに招き、アニメを彩る名曲の数々を壮大なオーケストラの演奏で響かせる。

　広く親しまれているアニメ・ゲーム音楽を通じてクラシックやオーケストラに関心を持ってもらうのが狙い。8月に予定していた第33回定期演奏会が新型コロナウイルスの影響で中止されたため、本年度初の大型公演となる。

　プログラムは約20曲。テレビ放送25周年を迎え、後のアニメ作品に影響を与えたエヴァは主題歌など6曲を予定し、主人公の声を演じた歌手の緒方が歌声を披露する。鬼滅の刃は主題歌「紅蓮華（ぐれんげ）」や上映中の映画で使用されている「炎」を紹介。スタジオジブリの名曲のほか「ドラゴンクエスト」のテーマ曲などもオーケストラの大迫力の演奏で再現する。

　このほか、写真共有アプリ「インスタグラム」でイラストが注目を集める「つむぱぱ」の新作アニメを、ゲストでシンガー・ソングライター澪（ｍｉｏ）の歌声と共に公開。高松市出身のピアニスト宮崎朋菜が瀬戸内の風景をイメージして作曲した瀬戸フィルのオリジナル曲も初披露する。

　指揮は海外でアニメ音楽の演奏経験が豊富な志村健一。ピアニストに元ＡＫＢ48の松井咲子を招く。編成は約60人。かがわ文化芸術祭2020の参加公演として、香川県などの感染予防ガイドラインに沿って実施する。

　14:00開演。入場料はＳ席4000円ほか。問い合わせは瀬戸フィルハーモニー交響楽団事務局、電話087-822-5540。

（四国新聞・2021/01/07掲載）

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瀬戸フィルハーモニー交響楽団

瀬戸フィルハーモニー交響楽団の第34回定期演奏会

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