「金色毛鞠」の魅力浸って 漫画家・篠丸のどか(高松出身)原画展 高松 来月7日まで
香川を舞台にした漫画「うどんの国の金色毛鞠(けまり)」の原画展が、香川県高松市牟礼町の高松市石の民俗資料館で開かれている。原画は高松市出身の漫画家・篠丸のどかの作品。会場には漫画の設計図と言われる「ネーム」やうどんの国の金色毛鞠のコミックス1巻の裏表紙イラスト案など珍しい資料がずらりと並んでおり、作品の魅力をじっくりと味わえる。2月7日まで。
うどんの国の金色毛鞠は、父の死を機に東京から故郷の高松に戻った青年の俵宗太と、人間の子どもに化けたタヌキの「ポコ」が繰り広げる心温まるファンタジーで、香川県民になじみのあるスポットが数多く登場。今回は、作品に関する原画や複製のカラーイラストなどを含む計約180点を紹介している。
中でも、不採用になった第1話の幻のネームや、登場キャラクターの外見や性格を書いた設定画など初公開の資料は必見。2015年からコラボレーションしている高松まつりの歴代ポスターやテレビアニメ化された際の台本も展示している。
担当者は「これだけ多くの資料が一度に集まる機会は貴重。直筆原稿もあるので、篠丸さんの筆遣いを間近で感じてもらえたら」としている。
会場の一角では、「半沢ニャオ樹」(池井戸潤原作・企画)など篠丸の他の作品資料も公開している。観覧料は一般200円ほか。問い合わせは高松市石の民俗資料館、電話087-845-8484。
(四国新聞・2021/01/21掲載)
企画展「うどんの国の金色毛鞠篠丸のどか原画展」
会場 | 高松市石の民俗資料館(香川県高松市牟礼町牟礼1810) |
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会期 | 2021/1/9(土)~2/7(日) |
開館時間 | 9:00~17:00(展示室への入室は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(休日の場合は翌平日が休館) |
観覧料 | 一般200円、大学生150円、高校生以下無料 ほか |
TEL | 087-845-8484 |