高松市香南町の県園芸総合センターでロウバイがほぼ満開となり、甘い香りを漂わせる黄色の花が早春の訪れを告げている。


黄色い花を咲かせ、見頃を迎えたロウバイ=高松市香南町、県園芸総合センター


 ロウバイは中国原産の落葉樹で、花びらにはろう細工のような光沢があり、梅に似ていることからその名が付いたという。

 センター内では、早咲きのマンゲツロウバイと遅咲きのソシンロウバイの2品種約100株が植栽されている。枝には2センチほどの黄色いかれんな花がいっぱい咲いており、風に乗って甘い香りが漂っている。

 県園芸総合センターによると、見頃は2月中旬まで続きそうで、古市智所長(58)は「見て匂って春の訪れを五感で感じてほしい」としている。家族で訪れた高松市三条町の主婦(67)は「つやつやしてかわいらしい花がたくさん咲いた。優しい香水のような香りで癒やされますね」と喜んでいた。

(四国新聞・2021/02/08掲載)


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