ホルン奏者山下咲希さん（宇多津）13日、丸亀でコンサート　猪熊と同時代の曲紹介

　宇多津町のホルン奏者、山下咲希さん（27）の「ふるさとコンサート」が13日、丸亀市大手町の市生涯学習センターで開かれる。丸亀ゆかりの洋画家猪熊弦一郎（1902～93年）と同時代を生きた作曲家にスポットを当てたプログラムを届ける。

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　県ゆかりの若手芸術家に発表の機会を提供する丸亀市の「若手芸術家支援事業」として開催する。

　山下さんは13歳でホルンを始め、高松一高音楽科を経て、くらしき作陽大音楽学部卒。現在、倉敷ジュニアフィルハーモニーオーケストラ講師を務める。

　コンサートは、ピアノ奏者の川野七彩さん（くらしき作陽大非常勤講師）やホルン奏者3人をゲストに迎える。前半は猪熊と同時代に活躍した作曲家を紹介し、ドイツのヒンデミットやフランスのミヨーらの曲を演奏する。後半は「金毘羅船々」をモチーフにした曲などで来場者を楽しませる。

　山下さんは「世界が2度の大戦を経験し、表現や自由を制限された激動の時代の音楽をお伝えできれば」としている。

　14:00開演。入場料500円（未就学児無料）。会場は3階ホールで、新型コロナウイルス対策として定員200人に限定する。市生涯学習センター電話0877-23-1091などでチケットを販売している。

（四国新聞・2021/02/09掲載）

丸亀市生涯学習センター

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