高松工芸高校デザイン科(香川県高松市番町)の生徒によるグラフィックデザイン展が、高松市上林町の大西・アオイ記念館で開かれている。国内外の魅力をみずみずしい感性で表現したポスター画などが会場を鮮やかに彩っている。26日まで。

 学習成果の発表を目的に毎年開催しており、今年で5回目。学年ごとにテーマを設定し、約80人が1人1点ずつ出品している。



 3年生は日本各地の天然記念物のポスターを制作。高知県の「土佐錦魚」(トサキン)を題材にした作品は、タイトル文字を全面にあしらったダイナミックな構図が目を引く。富山県で見られるホタルイカの群遊を描いたポスターは、海面に輝くホタルイカと共に漁船や料理が描写され、物語性も感じ取ることができる。

 世界観光をテーマにした2年生は、歴史的建造物や食、動物などのイラストを巧みに組み合わせて各国の見どころや食文化などをPR。1年生は喜多川歌麿らによる歌舞伎役者の浮世絵をモザイク画で再現した。

 このほか、県内の公募で採用されたポスター作品9点も展示している。

 入場料は一般100円ほか。問い合わせは大西・アオイ記念館、電話087-880-7888。

(四国新聞・2021/02/11掲載)

高松工芸高デザイン科グラフィックデザイン展


所在地 大西・アオイ記念館
香川県高松市上林町148
開催期間 2021/02/02(火曜日)~2021/02/26(金曜日)
営業時間 9:30~17:30(入館は17:00まで)最終日は12:00まで
定休日 月曜日
TEL 087-880-7888


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