小豆島町西村の小豆島オリーブ公園で10日、島内の観光施設の従業員らが特産のオリーブを使ってバレンタイン用のリースを作製した。リースは14日前後に島を訪れた観光客らにプレゼントする。


オリーブの枝を使ったリース作りに取り組む観光施設の従業員ら=小豆島町西村、小豆島オリーブ公園


 オリーブのリースを家庭の玄関に飾ると幸せを呼び込むとされることにちなみ、小豆島観光協会が1998年から毎年実施。今年は協会加盟の21事業所から従業員ら30人が参加し、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底した上で、取り組んだ。

 オリーブの枝は、同公園が40センチ前後の長さに切りそろえて提供。参加者は枝を直径10センチほどの輪にしてカラフルなリボンで留め、リースのいわれを紹介したしおりと「小豆島オリーブチョコレート」をセットにして袋詰めした。

 初めて参加したという小豆島町池田の飲食店の女性店主は「最初は戸惑ったが、こつをつかむとスムーズに作れるようになった。コロナ禍の中、お客さまが元気になれるよう心を込めて贈りたい」と話した。

 新型コロナの影響で観光客が減少していることから、この日作製したリースは例年の半分以下の1280個にとどまった。

(四国新聞・2021/02/12掲載)


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