多度津町役場そばの桜川沿いで、ピンクや白色などのランタンとイルミネーションが公園や遊歩道などにともされており、冬の夜を包む温かな明かりに地域住民が癒やされている。14日まで点灯する。


ピンク色にともるランタンを眺める子どもたち=多度津町


 多度津町では、町花・町木の桜の名所として有名な桃陵公園(多度津町桃山)で、桜をイメージしたピンク色のランタンを冬に飾るイベント「たどつ桜んたんページェント」が2017年度から開かれ、好評を博している。しかし、本年度は新型コロナウイルス感染拡大で中止となり、イベントを主催するタウンプロモーション事業推進プロジェクト実行委は、代わりに桜川沿いを会場にイルミネーションを企画した。

 桜川沿いの公園には、直径20~40センチの丸いランタンがクスノキやフジ棚などに約100個つるされ、遊歩道の欄干や滑り台の階段には高さ約30センチの円柱形のランタンが40個ほど並んでいる。桜の木や欄干には約8千個の発光ダイオード(LED)が飾り付けられ、明かりは約330メートルにわたって続いている。

 日が落ちると、町内の家族連れらがイルミネーションを観賞。「きれい」と声を上げながら遊歩道を散策したり、ランタンのそばでポーズを取る子どもの写真を撮ったりしていた。

 タウンプロモーション事業推進プロジェクト実行委は「コロナ禍の中、町民らの心に少しでも安らぎを与えられたら」としている。点灯時間は17:30~20:00。

(四国新聞・2021/02/12掲載)


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