史跡高松城跡・玉藻公園(香川県高松市玉藻町)で28日から、オリジナルの登城記念証「御城印」の販売が始まる。1枚300円で、売り上げの一部を天守復元支援金として活用する予定。玉藻公園管理事務所は「観光客だけでなく、ぜひ市民にも手にしてもらいたい。天守復元の実現に向けて弾みになれば」としている。


28日から玉藻公園で販売される「御城印」


 御城印は、寺院や神社の御朱印にならって全国各地の城で登城記念として発行されており、近年人気を博しているという。これまで玉藻公園にも観光客らから御城印を求める声が寄せられていたことから、新たな来園記念品として作製した。

 サイズは縦16センチ、横10・5センチで、和紙の中央に「高松城」の文字を配置。高松松平家の家紋「三つ葉葵」をあしらい、讃岐の俗謡や歌人・与謝野晶子が高松城を訪れた時に詠んだ歌から引用した言葉を盛り込んだ。「大願成就」の語呂合わせで、天守の復元への思いをはせた「鯛願城就」の文字を角印として添えた。家紋入りの専用封筒付き。

 28日9:00から、東西の料金所と玉藻公園管理事務所で販売する。問い合わせは玉藻公園管理事務所、電話087-851-1521。

(四国新聞・2021/02/28掲載)


史跡高松城跡・玉藻公園



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