小豆島町苗羽の小豆島霊場8番札所・常光寺(大林実温住職)で、同寺だけで咲き、地元住民やお遍路さんから「ジョウコウジザクラ」として親しまれている早咲きの桜が見頃を迎えた。淡いピンク色の花が咲き誇り、境内は春の装いに包まれている。


ジョウコウジザクラとの触れ合いを楽しむ園児ら=小豆島町苗羽、常光寺


 ジョウコウジザクラは花形が大きく、ソメイヨシノに似ているが、品種は特定できていない。大林住職によると、今年は例年並みの2月21日に開花を確認。今後の天候によるが、今月20日ごろまで楽しめる見通し。

 境内のジョウコウジザクラは、隣の畑で育てて2015年に移植した若木3本を含めて計5本。近くの保育所園児やお年寄りらが訪れ、桜との触れ合いを楽しんでいる。

(四国新聞・2021/03/11掲載)


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