香川県高松市仏生山地区の5カ所に、地域の名所や行事などをPRする観光案内看板がお目見えした。看板内のQRコードをスマートフォンで読み込むなどすると、江戸時代に高松藩主が菩提寺の法然寺に参拝した様子を再現する伝統行事「仏生山大名行列」を紹介した動画などを視聴できる。


仏生山地区の名所や伝統行事などを紹介した観光案内看板=香川県高松市仏生山町

仏生山地区の名所や伝統行事などを紹介した観光案内看板=香川県高松市仏生山町


 看板を設置したのは穴吹トラベル(高松市)。市と共に取り組んでいる観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業の一環で、琴電仏生山駅から法然寺までの約2キロを結ぶ街道に沿って、仏生山駅や仏生山コミュニティセンターなど5カ所に配置した。

 高さ約1.5メートル、看板部分は縦約45センチ、横約60センチ。門前町として栄えたまち並みをとどめる地区の景観にマッチした色やデザインに仕上げた。「法然寺」「大名行列」「殺陣」「観光」の4種類あり、各テーマについて文章で紹介しているほか、スマートフォンなどを使って約3~6分の映像を楽しむことができる。

 穴吹トラベルの担当者は「ゆったりとまちを歩きながら、町の魅力について理解を深めてもらえれば」としている。問い合わせは穴吹トラベル、電話087-823-1666。



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