自販機、いりこだしふわり JR観音寺駅にお目見え 観音寺総合高生デザイン
香川県観音寺市特産の伊吹いりこを使っただしの香りがする自動販売機の初号機が16日、JR観音寺駅(観音寺市栄町)にお目見え。観音寺総合高校(観音寺市天神町)の生徒たちが考案したラッピングデザインも披露された。
ラッピングデザインは観音寺総合高の2年生19人が制作。「天空の鳥居」や豊稔池堰堤(えんてい)といった市内の観光名所やレタスなどの市の特産品を描き、約4カ月かけて完成させた。生徒は「海と山に囲まれた地域なので青や緑を主に使った。デザインを見た人が名所に足を運び、楽しい思い出をつくってもらえれば」と語った。
JR観音寺駅で設置セレモニーがあり、白川市長、ダイドーの寺内昭夫西日本第一支店長らが除幕。自販機のボタンを押した観音寺総合高校の生徒は「いりこだしの濃厚ないい香りがして、おなかがすいた」と話した。
香る自販機は雲辺寺ロープウェイ山麓駅など市内約10カ所に設置される予定。
(四国新聞・2021/03/17掲載)