いずれも高松市出身の音楽家の林裕子、河西真緒、徳山真矢の3人による公演「Le triangle Concert」が27日、高松市のサンポートホール高松小ホールで開かれる。弦楽器が多用されるトリオでは珍しいというクラリネット、バイオリン、ピアノの組み合わせで、故郷に豊かな音の重なりを届ける。


林裕子


 クラリネットの林はフランスの音楽院などを経て東京佼成ウインドオーケストラに所属。バイオリンの河西は桐朋学園大大学院を今月修了した。ピアノの徳山は同大卒業後に帰郷し、演奏活動や後進の指導に励んでいる。


河西真緒


 コンサートは同郷の縁でつながった3人が、地元の人たちにさまざまな楽器の響きを楽しんでもらおうと企画。プログラムは7曲で、フランスのミヨーが3楽器のために作った曲のほか、バイオリンとクラリネットの二重奏、耳なじみのある名曲のソロ演奏など幅広い編成のステージを展開する。徳山は「厳しいコロナ禍が続くが、多彩な音色を聴いて前向きな気持ちになってほしい」と話している。


徳山真矢


 かがわ文化芸術祭2020の参加公演。15:00開演。入場料は一般2千円ほか。問い合わせはM―musica、電話090-8284-6878。

(四国新聞・2021/03/25掲載)

サンポートホール高松


所在地 香川県高松市サンポート2−1
開演時間 15:00
TEL 090-8284-6878(M―musica)


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