高松市の栗林公園で24日、春のライトアップに向けた試験点灯があった。柔らかな光に照らされたピンク色の花が夜空に浮かび上がり、幻想的な空間が広がった。ライトアップは26日から4月4日まで。


試験点灯で、幻想的な雰囲気に包まれる栗林公園の桜=高松市栗林町


 昨年は新型コロナウイルスの感染予防のため、春のライトアップを中止。今年は案内スタッフの人数を増やして密にならないよう呼び掛けたり、シートを敷いての大人数の宴会を自粛するよう求めたりと感染防止策を講じた上で行う。

 栗林公園では、花見ポイントの多い北庭などを巡る約2・4キロを観賞コースに設定。計300基の灯具を使用し、松や約300本の桜を照らす。

 高松地方気象台は今年、1953年の観測開始以降で最も早い15日に桜(ソメイヨシノ)の開花を発表。同園によると、24日時点でシダレザクラは満開、ソメイヨシノは五分咲き。同園は「今週末が見頃になりそう。感染予防に気を付けながら散策を楽しんでほしい」としている。

 点灯時間は18:00から21:00(入園は20:30まで)。期間中、北湖では18:00から15分間隔で和船を運航。新型コロナ対策で全便が事前予約制となっており、電話や栗林公園のホームページから予約できる。問い合わせは栗林公園観光事務所、電話087-833-7411。

(四国新聞・2021/03/25掲載)

栗林公園


所在地 香川県高松市栗林町1-20−16
点灯時間 18:00~21:00(入園は20:30まで)
TEL 087-833-7411


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