88年に1度? 妖怪運動会の歴史紹介 小豆島・映画村で企画展 受付に「ろくろ首」、聖火ならぬ「妖火」
香川県小豆郡小豆島町田浦の二十四の瞳映画村内のギャラリーKUROgOで、企画展「大妖怪運動会記念館」が開かれている。怪しくも、どこかユニークな妖怪の造形作品や、ストーリー性のある歴史年表などが来場者を楽しませている。6月30日まで。
香川県小豆郡土庄町の観光施設「妖怪美術館」と連携した展覧会。妖怪美術館では東京五輪・パラリンピックにちなんだ企画展「大妖怪運動会」を2020年3月から開催しており、今回の展示は「大妖怪運動会の長い歴史を振り返るミュージアム」というコンセプトで企画された。
大妖怪運動会は紀元前1500年に始まり、以降88年ごとに開催―という想定。ギャラリーには高さ2メートル、幅10メートルの大きな歴史年表を掲示し、第1回大会から現在開催中の第41回小豆島大会までのトピックスや、これまでの大会で活躍した妖怪などを紹介している。
妖怪の造形作品の展示では、入り口そばの受付に「ろくろ首」が鎮座。大会名誉会長の「化け狸(だぬき)」が会場中央で存在感を示している。
大妖怪運動会の公式応援歌などを紹介する映像作品や、金、銀、銅の各メダル、聖火「妖火」をともすトーチなどもあり、来場者はしゃれっ気のある展示物を楽しそうに見て回っている。
家族6人で訪れた愛媛県松山市の中学生・松本七美さん(13)は「妖怪の造形作品はリアルでちょっと怖いが、大妖怪運動会という設定が面白く、ストーリーもしっかりしている」と感心していた。
大妖怪運動会記念館は入場無料だが、二十四の瞳映画村の入村料として中学生以上790円、小学生380円が必要。問い合わせは二十四の瞳映画村、電話087-982-2455。
(四国新聞・2021/04/04掲載)
大妖怪運動会記念館
所在地 | 香川県小豆郡小豆島町田浦甲931 |
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営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | ギャラリー内入場無料 (但し、別途入村料必要/中学生以上790円、小学生380円) |
定休日 | 年中無休 |
TEL | 087-982-2455(二十四の瞳映画村) |