四国4県と四国ツーリズム創造機構で組織する「サイクリングアイランド四国推進協議会」とJR四国は、高松駅など4県の主要24駅に、自転車の整備などができるスペース「サイクルピット」を整備した。分解した自転車を専用バッグに入れて列車に乗る“輪行”をPRする。


サイクルピットで自転車を組み立てる男性 高松市浜ノ町、JR高松駅


 県内でピットを整備したのは高松、坂出、宇多津、丸亀、琴平、志度の6駅。自転車を固定し、分解や組み立てをしやすくする器具を設置するほか、みどりの窓口などに申し出れば、空気入れや整備に必要な工具を無料で貸し出す。

 9日からは、列車に乗り込める専用のバッグ「輪行袋」を500円で貸し出すサービスを始める。輪行袋はサイクルピットがある場所なら一部を除いてどこでも返却できる。JR四国は「四国一周を自転車で楽しむ人が増えている。駅をサイクリストが使いやすい場所にし、列車の利用につなげたい」としている。

(四国新聞・2021/04/07掲載)


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