日本郵便四国支社(松山市)は27日、香川県の観光名所をあしらったオリジナルフレーム切手「ようこそ香川県へ」の販売を始めた。1シートは84円切手10枚組で1330円。香川県内の全郵便局(一部の簡易郵便局を除く)で取り扱っているほか、5月5日からは同社のネットショップでも販売を開始する。


栗林公園など県内の観光名所をデザインしたオリジナルフレーム切手

栗林公園など県内の観光名所をデザインしたオリジナルフレーム切手


 切手の販売は、昨年11月に香川県と日本郵便四国支社が地方創生などを目的として締結した包括協定の一環。切手のデザインには、国の特別名勝・栗林公園(高松市)の飛来峰からの眺めや、夕日をバックにイルカがジャンプする四国水族館(宇多津町)、「インスタ映え」スポットとして人気が高い父母ケ浜(三豊市)など香川県内10カ所の観光名所を採用した。

 香川県庁で同日、贈呈式があり、高松中央郵便局の野口秀喜局長が浜田知事に切手を手渡した。知事は香川県内でも新型コロナウイルスの感染が拡大していることを踏まえ、「このような状況でも切手を通じた県のPRをしていただき心強い」とあいさつ。野口局長は「コロナで遠出しにくい今だからこそ、この切手を使い手紙を出して香川の魅力を広めてもらえれば」と話した。

(四国新聞・2021/04/28掲載)


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