香川県善通寺市は、市内の観光名所など88カ所を紹介するガイドブック「みちくさ遍路 善通寺市88ケ所めぐり」を20年ぶりに刷新した。これに合わせて、モデルコースなどを記載した観光客向けのマップも作製。善通寺市は「散策しながら市の魅力を再発見して」と呼び掛けている。


20年ぶりに刷新したガイドブックと観光客向けのマップ


 ガイドブックは、市が2001年に第1弾を作製。掲載しているスポットの状況の変化などを踏まえて、初めてリニューアルした。

 刷新版は▽明治・大正時代に魅せられて▽空海の足跡と伝説を訪ねて同行二人霊場巡り―など五つのテーマに分けてスポットを紹介している。また、善通寺五岳の里・市民集いの丘公園(善通寺市吉原町)や旧善通寺偕行社内に併設する「偕行社かふぇ」(善通寺市文京町)など新たなスポットを追加するとともに、写真を多く取り入れて見やすくした。

 観光客向けのマップ「みちくさMAP」は、持ち運びしやすいサイズにし、英語版と中国語(繁体語)版も作製。レトロな街並みや景色などが楽しめるモデルコースを写真と地図付きで記している。

 ガイドブックのサイズは縦18センチ、横15センチ。150ページのオールカラーで1万部を作製。マップは縦18センチ、横12・5センチ(縦二つ折り、横四つ折り)のオールカラー。日本語版1万部と英語版、中国語版それぞれ3千部を作製した。市商工観光課や市観光交流センターなどで配布している。

(四国新聞・2021/05/07掲載)


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