東山魁夷せとうち美術館 入館者90万人突破 開館14年、複製画を贈呈
坂出市沙弥島の東山魁夷せとうち美術館の入館者が11日、90万人を突破した。2005年4月の開館から14年での達成で、セレモニーでは節目の来館者に記念品として東山魁夷の複製画を贈呈した。
入館90万人目となったのは、岡山市中区の会社員高畑光郎さん(59)と妻の千栄子さん(59)。
同美術館を初めて訪れたという高畑さん夫妻は、現在特別展を開催中の作家岩田壮平さんから魁夷最後の日展出品作品「月光」の複製画などを受け取り、「ぜひ来てみたかった美術館でこのような幸運を得られて光栄。頂いた絵は大切に飾ります」と笑顔で話していた。
同美術館は東山魁夷の作品を収蔵・展示。魁夷の人気や瀬戸大橋を望むロケーションの良さで、近年は年間4~5万人が来館している。6月2日までは春の特別展「植物の力-拡大する日本画 岩田壮平 浅見貴子」を開催中。沙弥島は瀬戸内国際芸術祭2019春会期の会場でもあり、6日までのゴールデンウイークには前年の2・3倍の6762人が来館した。
香川隆彦館長は「100万人達成に向け、展示内容などに一層工夫を凝らしリピーターを増やしていきたい」と話している。
(四国新聞・2019/05/12掲載)
東山魁夷せとうち美術館
所在地 | 香川県坂出市沙弥島字南通224-13 |
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営業時間 | 9:00~17:00(入場は16:30まで) |
定休日 | 月曜日(休日の場合は火曜日が休館日となります。) |
TEL | 0877-44-1333 |