まちおこし団体「どっかーん!!と観音寺を盛り上げ隊」(どっかんおんじ!!観音寺を盛り上げ隊)が香川県観音寺市のご当地グルメにと売り出している「天空の七宝うどん」にカップ麺が登場した。観音寺市の企業がコラボレーションして商品化。今月からは県内で多店舗展開しているスーパーが取り扱いを始め、販売が本格化している。


「天空の七宝うどん」を家庭で手軽に味わえるカップ麺

「天空の七宝うどん」を家庭で手軽に味わえるカップ麺


 天空の七宝うどんは「天空の七宝鍋」を第1弾とする「天空の七宝」をキーワードにした商品シリーズの一つ。天空の七宝鍋と同様に具材としてロメインレタスなどを入れ、伊吹いりこでだしを取り、白みそで仕立てる。しょうがの風味を利かせているのも特色。観音寺市内の飲食店5店が、ロメインレタスが出回る4月末までの期間限定でメニューに取り入れた。

 カップ麺は天空の七宝うどんを家庭でも手軽に味わえるようにと、道の駅とよはまを運営する銭形マルシェ(観音寺市)が商品化を主導。イヅツみそ(観音寺市)の白みそ、土緑家(どりょくか)(観音寺市)のロメインレタス、志満秀(観音寺市)のえびせんべいなど、地元企業の製品を具材にしている。

 麺はノンフライの細麺で、ロメインレタスは低温乾燥させて使用。カップ麺製造のノウハウを持つ秋田県の企業がOEM(相手先ブランドによる生産)供給している。

 熱湯をカップに注ぐと、5分で出来上がり。最後に「天空の七宝うどん」の字が入ったえびせんべいを載せて味わう。

 希望小売価格は500円。2月に限定先行発売したところ、人気ですぐに品切れになり、4月末までに大幅に増産した。道の駅とよはま、アオハタ鮮魚店(観音寺市)、JIJIキッチン(三豊市)に加え、今月1日からはマックスバリュ西日本(広島市)のマルナカが主に中西讃の店舗で販売を始めている。

(四国新聞・2021/05/16掲載)


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