「うどんタクシー」を運行する琴平バス(香川県仲多度郡琴平町)は、ともに観音寺市にある明治時代創業の老舗のうどん店「本場かなくま餅 福田」、練り製品製造販売の山地蒲鉾と連携した「オンラインうどんタクシー」のツアーを企画した。6月5日、7月17日の2回開催し、生配信で練り製品の工場見学とうどん作りの体験を楽しんでもらう。参加者にはツアー限定のオリジナル商品として、粒あん入りなどの天ぷらのセットとざるうどん用の麺を詰め合わせて発送する。


粒あん入りなどの天ぷらのセットとざるうどん用の麺を詰め合わせたツアー限定のオリジナル商品

粒あん入りなどの天ぷらのセットとざるうどん用の麺を詰め合わせたツアー限定のオリジナル商品


 オンラインうどんタクシーは、新型コロナウイルス禍で外出がしづらい中、うどん店巡りの様子をインターネットで配信し、自宅などにいながら「バーチャルとリアルを融合した体験」をしてもらう新しいタイプのサービス。琴平バスが昨年8月から展開しており、観音寺市へのツアーを3社で企画した。

 今回のツアー限定商品として、餅も製造している「本場かなくま餅 福田」の粒あんを山地蒲鉾が使い、「寛永通宝」と印字した天ぷらに挟み込んだ「あんこ天」を開発。アスパラガスの県オリジナル品種「さぬきのめざめ」やネギ、イイダコなどの香川の食材を使った天ぷらも少量ずつ詰め合わせ、「本場かなくま餅 福田」のざるうどん用の生麺と共に、参加者に事前に2人前を冷凍便で届ける。

 ツアーでは、うどんタクシーが高松空港を出発して観音寺市に向かい、山地蒲鉾で店舗と工場を見学。出来たての「いいだこ天」をタクシー専任ドライバーと一緒に賞味する。その後、「本場かなくま餅 福田」で店主による「おいしい讃岐うどんの作り方」のレクチャーを受けてざるうどん作りに挑戦し、出来上がったうどんを味わう。

 料金は商品、送料込みで4980円。定員は各回15人。琴平バスのホームページから申し込む。参加するにはビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」のダウンロードが必要。問い合わせは琴平バス、087-823-5678。

(四国新聞・2021/05/19掲載)


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