和田邦坊画業館コレクション展「讃岐の画家、和田邦坊」が香川県善通寺市大麻町の灸まん美術館で開かれている。琴平町出身で画家や小説家などマルチに活躍した邦坊の東京での活躍がうかがえる資料などが並んでいる。第1部は7月25日まで。


カッパを描いた初公開の作品などが並ぶ展示=善通寺市大麻町、灸まん美術館


 今回は、初公開の邦坊による新聞記事の切り抜き88点と絵画13点を含む184点を展示。新聞漫画家として一世を風靡(ふうび)した邦坊が昭和初期に手掛けた新聞漫画のほか、渋沢栄一や菊池寛を取材したインタビュー記事もあり、その多才ぶりが分かる。

 また、引きこもりの若者らの自立支援を行う喝破道場(高松市中山町)の設立を記念して制作した2枚一組の木板の作品は、喝破と掛けて愛らしいカッパを描いている。下絵も展示しており、制作過程を想像しながら見ると面白い。

 このほか、うちわなどキャンバス以外の素材に絵を描いた作品や、生涯に一度だけ開催した個展で並べた絵画などがある。

 第2部は8月12日から。火、水曜日休館。新型コロナウイルスの感染状況によっては閉館する可能性がある。最新情報はホームページなどで確認できる。

(四国新聞・2021/05/21掲載)

灸まん美術館


所在地 香川県善通寺市大麻町338
開館時間 9:00~17:00
休館日 水曜日
TEL 0877-75-3000


関連情報