香川県善通寺市吉原町の四国霊場73番札所・出釈迦寺(岡田幸恵住職)は、寺でアジサイを育てているのにちなみ、アジサイをデザインした御朱印を作製。花が楽しめる期間に合わせ、6月1日から数量限定で授与する。


アジサイをデザインした御朱印


 寺では約15年前から、境内や本堂から奥の院までの参道などでアジサイを栽培。花を見るために訪れる人も多く、梅雨の時季の風物詩として定着している。

 御朱印は、ピンク色と薄紫色の2種類を用意。アジサイの花をデザインしているほか、寺では阿弥陀如来を祭っていることから、金色の墨で「あじさい弥陀」と書いており、「じ」の文字は濁点の代わりにカタツムリのスタンプを押してかわいらしくした。

 各200枚限定で、1枚300円。岡田住職は「御朱印をきっかけに、お参りしてもらえれば。近くにある他の札所も参拝してほしい」と話している。

 出釈迦寺のアジサイは、境内が6月初旬、本堂から奥の院の参道が6月中旬に見頃を迎える見込み。

(四国新聞・2021/05/29掲載)



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