丸亀の魅力ゲーム化 街並み巡り、姫を救出 市観光協会職員制作 「コロナ後旅行先に」
丸亀市観光協会は、観光スポットを巡りながら楽しむロールプレーイングゲーム(RPG)「まるがめクエスト」を自主制作し、無料配信している。市のマスコットキャラクターが丸亀城を舞台に捕らわれた12人の姫を助け出す趣向で、実際の丸亀の街並みをゲーム上に再現した。
新型コロナウイルスの感染拡大で観光案内所が閉所するなどした昨年5月から制作に着手。丸亀市観光協会職員の柴坂晃さん(44)が中心となり、市販のRPG制作ソフトを使って完成させた。
市のマスコットキャラクターの「とり奉行骨付じゅうじゅう」「京極くん」「うちっ娘」「スマイル君」が登場。丸亀城のほか、JR丸亀駅▽うちわの港ミュージアム▽太助灯籠▽中津万象園―などをクリアに欠かせないポイントに位置付け、1日1時間程度のプレイで2、3日でクリアできるボリュームを目指したという。
3月の配信開始以降、1万人以上がプレイしたとみられ、柴坂さんは「おうち時間で気軽に巡ってもらい、丸亀がコロナ後の旅行先の候補になれば」としている。丸亀市観光協会ホームページ〈https://www.love-marugame.jp/〉で配信中。パソコン、スマートフォンなどで遊べる。
(四国新聞・2021/05/30掲載)