JR四国は7月10、11の両日、大規模な設備更新に伴って施設の取り壊しが予定されている多度津工場(香川県仲多度郡多度津町大通り)を見学できるツアーを開催する。工場にある国の登録有形文化財7棟のほか、多度津町の古いまち並みを日帰りで楽しめる。



 多度津工場には、1888年に建てられた現役の作業場「職場15号」や、1948年に移築されて今も社員食堂として使われている「会食所1号」など7棟の登録有形文化財がある。ただ、多度津工場は2030年までに建物や機械の更新が決まっており、7棟も取り壊しが予定されている。

 ツアーは地元ガイドの案内で多度津町の中心部に残る町屋や蔵屋敷、町立資料館を巡り、武家屋敷をリノベーションした「家中舎(かちゅうしゃ)」で昼食。午後からは産業遺産学会のガイドと共に工場内の登録有形文化財などを見て回る。

 両日とも10:30に多度津駅集合。16:20ごろ多度津駅で解散予定。各日先着25人で、料金は1人5800円。申し込み、問い合わせはJR四国旅の予約センター087-825-1662。

(四国新聞・2021/06/09掲載)


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