劇団四季の新作ショー「The Bridge~歌の架け橋~」が8月26日に香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホール、27日に観音寺市観音寺町のハイスタッフホール大ホールで開かれる。創立68年を迎える劇団四季の上演作の中から、ミュージカルの名曲などを厳選して再構成。総勢約20人が出演し、華やかな歌やダンスが凝縮した希望あふれる舞台を届ける。


「The Bridge~歌の架け橋~」の一場面(撮影・荒井健)


 4月にスタートした全国ツアーの一環として開催。今作では劇団四季の歩みを振り返るとともに、新型コロナウイルス感染症の猛威など困難な時代を乗り切る活力を伝える。

 ショーで使用するのは約30曲。「アラジン」より「ア ホール ニュー ワールド」、「美女と野獣」より「人間に戻りたい」、「コーラスライン」より「ワン」といったナンバーを七つのテーマに分けて披露する。初めて見る人も楽しめるようアレンジされており、俳優によるせりふの読み上げも織り交ぜる。


「The Bridge~歌の架け橋~」の一場面(撮影・荒井健)


 劇中では、元劇団員で詩人の故吉原幸子がミュージカル「キャッツ」(1983年上演)に合わせて制作した詩も朗読。「演劇人として劇場で生き、感動を届ける」という劇団四季の信念を表現する。上演時間は90分。

 劇団四季は「人生の応援歌のような舞台。心躍る華やかなステージを楽しんでほしい」としている。

 劇団四季など主催、四国新聞社後援。開演時間は両会場とも18:30。入場料はいずれもS席9900円ほか。チケット販売は高松公演が6月19日からで、問い合わせは劇団四季、電話0570-008-110、観音寺公演は20日からで、問い合わせはハイスタッフホール、電話0875-23-7600。

(四国新聞・2021/06/17掲載)


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